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  • #ITスペシャリスト(DX・新規ビジネス)

持続可能な社会を
デジタル技術であと押ししていく。

  • Y.K
  • アジャイル開発部(東京ガス出向中)
  • 経済学部 経済学科卒
  • 2022年入社
Career Path
学生時代
経済学部経済学科に在籍。貧困問題をテーマにした国際活動や、IT技術について学ぶ。
1年目
新規事業領域を手がけるグループに配属。クラウド・AIを利用したアプリ開発や、アジャイル開発を経験。
2年目
集合住宅向け電気自動車充電サービスの開発を担当。

「豊かな社会づくりに貢献したい」と考えていた学生時代

大学では、仕事に活かせる学びを得たいと考え、経済学部に所属していました。簿記や国際経済などを学びつつ、一番力を入れたテーマは貧困問題です。具体的には、東南アジアの中核都市で発生している貧困を解決していくプロジェクトに参加していました。2年次から1年間、調査を実施。3年次には現地の小学校で栄養や衛生面に関する授業を開きました。

紙芝居や植樹を取り入れた授業は、子どもたちに好評でした。達成感は得られたのですが、一方で、冷静に振り返ってみると、取り組みの一過性に課題を感じました。プロジェクトが終了してからも、貧困問題に取り組んでいる事例を研究すると、課題の解決には必ずITが介在していることが分かったのです。

そこからITへの関心が生まれ、残りの在学期間で、デジタルツールの開発に取り組んだり、プログラマーの方とお話をする機会を設けたりしました。熱は高まり続け、ITを活用して豊かな社会づくりに貢献できる仕事に就きたいと思うようになりました。東京ガスiネットはその希望を叶えられる環境があるように思え、入社を決意したのです。

実践的な研修を通して、技術の基礎を学ぶ

入社してまず3カ月程度、研修を受けました。基本的なビジネスマナーの講習に始まり、ソフトウェアの知識、Javaや自社のデータベースの扱い方など、システムの開発に必要な基礎を学びました。

印象に残っているのは、研修講師を仮想のクライアントと見立て、抱えている課題に対してITを使った業務の効率化をプレゼンするプログラムです。新入社員が5チーム程度に分かれ、提案を競いました。私たちが提案したシステムは、操作性の問題から残念ながら採用されませんでした。決して高くはない成績でしたが、ユーザーの視点に立ったシステム開発の大切さを、身をもって理解できたことは大きな収穫でした。

その後、現在のアジャイル開発部に配属されました。ここでも、初めは研修でした。取り組んだ内容は、実際に部で使われている勤怠管理システムのアップデートです。当時のシステムは、エクセルで勤怠情報を手入力という非効率なスタイルでした。課題を踏まえ、まずはデモ版をつくりました。それを部の方に使用していただき、感想をヒアリングしながら、ブラッシュアップしていきました。完成した勤怠管理システムは現在、部で稼働中です。システムの設計、精査、実装までを経験できる実践的な研修でしたし、なにより、つくったものを実際に使ってもらえる喜びを知ることができました。

「持続可能なシステム開発」に挑戦する

アジャイル開発部での研修が終了すると、火炎空気比診断サービスのAndroid版アプリの開発にアサインされました。このシステムは、製菓工場でお菓子を焼く機械に搭載されるものです。導入することで、これまで職人さんが経験や感覚で管理していた火力を均一化でき、品質を安定させることができます。

この開発には、立ち上がりから参加でき、課題の理解から試作、検証までを短期間で行うデザインスプリント(サービスのアイデアとニーズの合致の検証を目的としたフレームワーク)を初めて経験しました。東京ガスが実施する脆弱性診断に初めて取り組め、様々な学びがありました。

現在は、東京ガスが手掛ける「EVrest(イーブイレスト)」というサービスを開発者として支えています。このサービスは、脱炭素化を推し進める、社会的に意義のあるサービスです。私は、機能を追加する際に、実装にどれだけの期間が必要で、難易度はどのくらいで、どういったリスクを孕んでいるかを明確化し、開発をしていく役割を担っています。新しいサービスなので、予想もできない不具合が起きることがあります。不具合の検知の方法や、対処法の準備など、実務を通しながら、開発者としての引き出しを増やすことができています。大規模なプロジェクトですので、その一旦を担う責任も大きいですが、このサービスの普及が社会貢献につながるはずですので、精一杯に取り組み続けようと思っています。

開発者とスクラムマスターの2つの力を養う

入社後からこれまで、3つのシステム開発に携わることができ、開発者としての着実な成長を実感しています。今後は、集合住宅向けEV充電サービスのような大規模なプロジェクトの立ち上げ段階から参加して、ゼロからイチをつくる経験をしたいと思っています。

そのためには、開発者としての技術向上に加え、チームを束ねる管理者としての素養が必要だと思っています。私が所属しているチームには、高度な知見とスキルを有する方、管理者を務める経験豊富な方など、お手本となる先輩がたくさんいるので、見様見真似でいい面をどんどん吸収していきたいと思っています。会社は個人のキャリアアップを応援してくれる文化があるので、掲げている目標をしっかりと伝えながら、日々の業務に励んでいきたいと思っています。

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